Ayas置き場
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227月

2009/07/22 皆既日食があった日記

 大阪は曇り、世界が終わりそうな曇天。じっとりと湿って風もない。晴れ間もない。当然日食など見えない。

 テレビやネットで、欠け行く太陽が中継されている。今も見ている。欠けていく。暗くなる。面白いかと聞かれたら・・

 「いや何も考えてない」

 と答える。半分嘘だ。今まさに、こんな事を考えている。でも半分は本当だ。頭の中はいつも言葉で一杯、目的も方向もばらばらに、何本も線が引かれているのが自分。それが、空っぽの時間を過ごす。

 空っぽになる時・・言葉が凪ぐ時は限られている。走り続けた時、夕日を見る時、風呂に浸かったまま10分以上歯磨きし続けた時。日食・月食を見る時、欠け行くに従って言葉が消える。視野が広がり、些細な音まで聞こえ出し、皮膚感覚が鋭くなる。それらから得るものが他人事のように感じられ、何の感慨も沸かなくなる。物語を読むかのように。たぶん、理想的な死のタイミングはそんな時だと、思っている。だって半分死んでいるんだから。

 今日は死ぬにはいい日だったけど、生きっぱなしでここにいる。だから、いつか都合よく死がやってくるまで生きていよう。『願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ』そんな詩もまだ浮かばないことだし。

by Ayas 0 comments Category: 雑記

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