92月
[書評]テレトピア
DLSiteにて販売中:テレトピア
創作同人サークル「ゴッド企画」、凄井攻 氏の漫画。
なんと献呈版をいただいたのに、感想を公開して居なかった・・・。
かつて、コンピューターの記録メディアが紙テープだった時代の技術をそのままに、しかし現在のインターネットのようにネットワークが浸透した世界。人々を「救済」するべく「闇の経典」を実践・指導する異能者達と、焚書官達との暗闘が続く世界。本作はその1ページを綴ったものである。
一言でいうならそういう話。本作で描かれた埋蔵の法と、私の言うところのカカオ99%とそこそこにリンクする話で、興味深かった。
作中、埋蔵の法の流布は阻止すべき対象として認識されている。即ち、広まりきってはいない状態から始まる。
翻って現実を見るに、もはやそれは阻止ではなく、捻じ曲げるべき対象となっている。
異能者たる者達。使いこなせない者には魔法のように映る、あらゆる技術。その「見られるもの」・・コンテンツとしての氾濫。それにふんだんに散りばめられた埋蔵の法は着実に根付き、しかし表面化するのはごく一部に留まっている。
『埋蔵の法は 蟻のように世界に満ち』た。しかし、幸か不幸か、それは各人の中で眠っている。それを先導する側の異能者が現れた時、人はようやく滅びることができるのかもしれない。
書評、ありがとう(^^
書評といいつつ感想文でお恥ずかしい。